iPad用の激安スタイラスペンを購入してみたので、純正のApple Pencilと比較してみます。
iPad用スタイラスペン(タッチペン)を検索すると数多くの製品が出てきますが、どれも基本仕様はほぼ同じ。私が今回購入したのはmpioの第3世代モデルで、価格はAmazonで2,899円!(2021/3/18 19:21時点 クーポン適用)
Apple Pencil第2世代が15,286円(2021/3/18 19:21時点)なので、なんと5分の1以下。果たして快適に使えるのでしょうか。
筆者の使用端末は2020年モデルのiPad Pro 11インチ。2018年以降のiPadなら種類に関係なく使えるようです。
外観
外観は非常に似ています。無駄な装飾の無い真っ白な細いペン。上がApple Pencil 第2世代で下がmpioのiPad用 激安スタイラスペンです。

mpioは光沢感のある質感ですが、Apple Pencilはマットな質感で高級感があります。長さはほぼ一緒に見えますが若干mpioの方が長め。太さも若干mpioの方が太めです。よく比べなければ全然分からない程度。

写真では分かりにくいですがどちらにも平らな面があり、転がりにくくなっています。

Apple Pencilにはりんごのロゴマークがありますがmpioの方はメーカー名は一切なく、代わりに充電用のUSB Type-C端子とインジケーターがあります。
ペン先はほぼ同じ太さ・形状。

重さは差があり、Apple Pencil(18g)よりmpio(13.1g)の方が5グラムほど軽くなっています。イラストを描く際は結構重要なポイントではないでしょうか。
ブラックも
Apple Pencilはホワイトのみですが、mpioはブラックもあります。
使用・充電方法
Apple Pencil 第2世代
iPad Pro(2018・2020)やiPad Air(2020)の側面にくっつきます。

すると自動でペアリング・充電されます。使うときは側面から取るだけ。非常に簡単です。ホーム画面の「バッテリー」ウィジェットに電池残量が表示されます。
Apple Pencil 第1世代
iPad mini、無印、2019年以前のAirで使うApple Pencilは持っていませんが、iPadのLightning端子に刺してペアリング・充電を行います。Lightningケーブルでの充電も可能です。
mpio 激安スタイラスペン
そしてこの激安スタイラスペンはペアリングの必要がありません。Apple Pencilは第1・2世代ともBlueTooth接続が必要ですが、mpioはBlueTooth無しで使えるのです。つまり技適が必要なく、iPad側のバッテリーも消費しません。

使用時は上部のタッチセンサーをタッチ。インジケーターが青色なら筆記可能になります。もう一度タッチするとオフになり、5分で自動的にオフになる(スリープ)機能もあります。
充電はUSB Type-C端子で行います。約100分でフル充電、20時間連続使用できます。

性能
肝心の筆記性能はどうなのか。実際に書いている様子はこちらです。
スラスラと非常に快適に書けます。これはすごい pic.twitter.com/jvVDvVUn0h
— どろモバ|ガジェットブログ (@doro_moba) March 18, 2021
本当にスラスラと書けて気持ちいいです。次に遅延をスローモーション動画で比べてみます。
iPad用の格安タッチペンを購入したので、純正Apple Pencilとの遅延の差をスローで比較してみました。
— どろモバ|ガジェットブログ (@doro_moba) March 18, 2021
驚いたことに全く差を感じないです…https://t.co/Ac79lQsDSn pic.twitter.com/R1dEFHnw75
いかがでしょう。全く同じレベルで低遅延で非常に書きやすいです。傾き検知機能があり、傾けるほど太くなります。さらにパームリジェクション機能付き。iPad専用ではない汎用のタッチペンでは手のひらも筆記に反応してしまい描きにくいのですが、mpioならペンのみで筆記できます。
ただし筆圧感知機能はありません。
くっつく
mpioのスタイラスペンはサードパーティー製ながらApple Pencil 第2世代同様、iPad Pro(2018・2020)やiPad Air(2020)の側面にくっつきます。

充電はされませんが、くっつくだけでもかなり便利。Apple Pencil 第1世代はくっつかないので持ち運びにくかったり失くしやすかったりする点が不評でした。わざわざ専用持ち運びケースを買う場合も。
くっつくのは大きなメリット。寸法がほぼ同じなのでほとんどのiPad用ケースにも合います。
ペン先交換
Apple Pencilはペン先を交換できますが、替えのペン先は結構高め。特にペーパーライクフィルムを使っているとペン先の摩耗が速いので出費がかさみます。
mpioもペン先を交換可能。Apple Pencil同様にクルクルと回すだけです。こちらはパッケージに替えのペン先が1つ同梱されています。これは有難い。
替えのペン先だけでの販売もあり、2個で688円(2021/3/14 8:10現在)とApple Pencilに比べれば大幅に安めです。
ちなみにペン先を保護するキャップも付属します。至れり尽くせり。

まとめ
Apple Pencilより大幅に安いのに書き心地に差がありません。めちゃくちゃ良いです!
筆記における違いは筆圧感知機能が無いことのみ。本格的なイラストを描くのでなければ問題ないです。Apple Pencil 第2世代に似せて作ってあり、特にiPadの側面にくっつくのは便利すぎます。
充電残量を確認できないことや手動充電は少し不便に感じますが、それでもこの価格なら文句ナシ。
Apple Pencil第1世代はiPadに突き刺す必要がありますし、平らな面が無く転がりやすいためむしろmpioの方が優れているのでは、とも思ってしまいます。
他のメーカーでも基本は同じですが、機能に若干の違いがありますのでよくご確認を。iPad用にペンが欲しいと思っている方に非常にオススメです。これは広く知れ渡ってほしい…!
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